妄想三流建築士

キャストドール(球体関節人形)の写真などをぽちぽち載せるブログです。苦手な方は全力退避でお願いいたします。


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堕天戦隊ゴンテム5【3】

堕天戦隊ゴンテム5、最終回です。
正月からアホ更新失礼しました。
続きは畳みますね。
 


迫り来る中級天使の刃を見つめるゴンテムの脳裏に、走馬灯が過る。

――あれはまだ、俺が天使だったころ。
あの上級天使の下っ端として働いていたころの話だ……

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上級の野郎は、寿命の尽きていない少女を、天界に連れて行くと言い出した。

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ゴンテム「どういうことです、上級様! なんの罪もない女の子の寿命を縮めるなんて!
その子は親孝行で友達思いで優しくて、ブサイクな猫に変身した俺のことも、優しく撫でてくれた……」

上級「くだらんな。貴様、人間風情を愛してしまったのか?
天使の風上にも置いておけん、ウジ虫のような根性だ」

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ゴンテム「ウジ虫……だと……!?
ウジ虫とは、愛を知らないあんたのことだ!!
あんたみたいな天使が幅をきかせているから、神様だって天使より人間の方を愛しちまったんじゃないんですか!!」

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上級「ゴンテム……貴様……神の意を騙ったな?」

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ゴンテム(鉄面皮の上級が怒りを見せたのは、あの一回だけだった)

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中級天使「オラァ、何をぼーっとしてやがる!
そんな余裕ぶっこいてっと、遊ぶ手間もはぶいちまうぜ?
さあ、お祈りしな! 真っ二つになって、てめえの愛する地上にキスをするんだ!!」

ゴンテム「お祈りなら……とっくに済んでるぜ」

中級「……!?」

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中級「てめえ、いつの間に俺の上に乗ったんだニャー!
に、ニャー!?
なぜ俺が猫語をッ!!」

ゴンテム「わからねえなら教えてやろうか。
俺は堕天して、天使の力を失った。
だが、俺とお前はそもそも同じエーテルから出来ている。
俺が意思を手放せば、お前と同化することくらいはできるのさ」

中級「同化だと……!?
そんなもん、てめえにとっては死ぬのと一緒だ!
そんなことして何になるってんだ!」

ゴンテム「てめえの中に、俺の熱い愛が残るのさ。
お前は半分猫の本能で動き、地上の人々を傷つけることができなくなる……」

中級「ゴンテム、お前……」

ゴンテム「あばよ、憐れな狂犬野郎!
最後に教えてやるよ。俺の、愛ってやつをな!!」

□■□

融合の一瞬、地上と天界はかすかに震え、カメリアは天を流れる星を見た。

カメリア「あ、お願いしなきゃ。
明日ドーナッツ買いにいくのを忘れませんように」

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ゴンテムとはまったく関係ない願いを乗せて星は流れる。

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上級天使「ゴンテム……お前はまだ、くだらん愛を信じているのか。
そんなもの、この世にはひとつもないというのに……」

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星を見た上級は全てを察し、新たな戦いに備える。

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ここから始まる一大決戦は、また別のところで語られる話だ。

堕天戦隊ゴンテム5【完】
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八尋

Author:八尋
ウェットでもあってドライでもあり、ジオラマのように人形を愛でているぼんやりオーナー。
首都圏在住。

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