妄想三流建築士

キャストドール(球体関節人形)の写真などをぽちぽち載せるブログです。苦手な方は全力退避でお願いいたします。


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フェイク・ノワール

倉庫写真記事の最後は、紙芝居風でお届けします。
Shellさんと現場でうち合わせた話はあるのですが、
せっかくなので、こちらはこちらでちょっと違う話をでっち上げます(笑)

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映画のエキストラとして、とある倉庫に呼び出されたアキ。
ところが当日、入る倉庫を間違った?
間違った先には、マジ物の怖いお兄さんたちがいて……。
捕まったアキの明日はどっちだ。

――というノリでお送りいたします。

続きは畳みますね。
 
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アキ「……なんかこれ、おかしくないです?
俺、エキストラですよね?
なんかこのポジ、主人公か、映画の三分の一あたりで死ぬあれじゃありません?」

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紳士「主人公か、犬死に役かあ! いい二択だね。
で、君はどっちがいいの?」

アキ「……主人公で」

リュー「なるほど」

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リュー「手錠にナイフ。
どうする、主人公? ミラクルをおこしてみ……」

アキ「無理ですすいませんっしたあああああ!!
俺は是非とも三下役で! 即殺されるやつでいいんで!!!」

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リュー「殺されたいのか。お前は重度の変態か」

アキ「や、そういうわけでもないんですけどね……。
だって無理じゃないですか、この状況で、重力無視アクションみたいなの。
これまでも主人公補正のない人生で、商店街の籤くらいしか当たったことないし」

リュー「度胸の据わったばかだな」

アキ「恐れ入ります」

リュー「褒めてはいない」

アキ「そんな気がしてました……」

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リュー「ふざけていないで考えろ。
自分が生きて帰るために、死ぬ気で考えろ。
お前はここへ来て、何を見た?」

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アキ「何をって……えーっと。
おっさ……おにーさんが、こう、薬の小瓶みたいのを受け渡ししてて」

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「『ためしてみろよ、てきめんに疲れが抜ける。
いつも不景気な顔しやがって、どうせろくな生活してねえんだろ』」

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「『この顔は生まれつきです。そんなものに頼るほど、衰えては居ませんよ。
あなたと違って』……という、ガチヤバ会話がですね……」

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リュー「ガチヤバ会話が聞こえたのに、のこのこと出てきて」

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アキ「吊された、と……」

リュー「当然の流れだな。これがどうしてエキストラ募集の現場だと信じられたんだ」

アキ「正直、俺がどうにかしてました。ゆるしてください。すみません。悪かったです」

リュー「自分が悪いなら、どうなっても文句は言わないな?」

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紳士「まあまあ。とりあえずアキ君に悪気はなかったんでしょ?
俺たちも進んであらっぽいことをしたいわけじゃない。
もしもアキくんがここで見たことを全部忘れてくれるんなら、素直に帰してあげるよ」

アキ「本当ですか!?」

紳士「うん! その前に、これ呑んで」

アキ「」

紳士「二本のうち、どっちかが当たりだよ! 当たるといいねえ?」

アキ「……………………わかりました」

紳士「へえ! 度胸あるねえ、君! で、どっちにするの!?」

アキ「選ぶ前に。どっちかを、あんたらの誰かが呑むなら、俺も呑みます」

紳士「――なるほど」

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バート「ばかばかしい。彼は交渉の主導権を握る側じゃない。
主導権を持っているのはこちらだ。賭けをしていいことなんて、我々にはひとつもない。
黙らせましょうか」

リュー「いや、いい」

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リュー「その賭け、受けて立とう」

アキ「えっ」

リュー「意外そうな顔をしても遅い。引っこめるなよ、貴様の賭け金」

アキ「………………っ…………!」

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???「カァァァットーーーー!!!」

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???「はい、そこまでー。結果は追ってお知らせしまーす。休憩!」

アキ「へ?」

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紳士「はい、お疲れさまー。みんなよかったよー」

リュー「くそ……これでまた、物騒な役が決まる気がする……」

バート「次は爽やか方面狙うって言ってませんでしたっけ」

リュー「お前、自分がお洒落系恋愛映画のオファー来たからって余裕の視線を向けるのはやめろ」

紳士「あははははー、そんなこと言っちゃって、のりのりだったじゃなーい。
いいんだよー好きなのやるのが一番だよ!」

アキ「あの……あのー」

紳士「そういやあの子、エキストラ?」

リュー「だろうな。あっちの倉庫ではエキストラの説明やってるはずだ。うっかりこっちのオーディションに馴染みすぎてたが」

バート「変なところから侵入してきたのかなあ。結構なアドリブ力でしたよね、死にものぐるいだったせいかもしれませんけど」

アキ「あのー……手錠、取ってくれませんかーーーー! あのーー!」

----F.O.
後日、アキちゃんは無事、このメンツの映画で、名前のある役をもたえたようです。
主人公ではなく、もちろんすぐ死ぬ三下の役を。

お粗末さまでした。
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テーマ : ドール    ジャンル : 趣味・実用

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八尋

Author:八尋
ウェットでもあってドライでもあり、ジオラマのように人形を愛でているぼんやりオーナー。
首都圏在住。

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